障害者口腔ケア

口腔ケアは「口腔の疾病予防、健康の保持増進、リハビリテーションによりQOLの向上を目指した科学であり技術である」と定義されています(山中克巳:口腔ケア実践マニュアル、日総研出版、1994)。お役立ちの口腔ケア情報はこのサイトでもご紹介していますが、具体的には、口腔清掃、フッ素化合物の塗布、義歯の装着・手入れ、含嗽、歯肉のマッサージ等々極めて広範な行為を含んでいます。法的責任を考えるうえで、まず第一に検討すべきことは、実際に行う行為が歯科業務として、資格を必要とする行為か否かを検討しなければなりません。

無歯顎の人(歯のない人)は別にして,スワブではなく,できるだけ歯ブラシを使用してもらいたいと思います。スワブでは,下手をすると汚れを歯間に押し込んでしまうこともあります。お役立ちの口腔ケア情報はこのサイトでもご紹介していますが、実際にブラッシングを行う前に,うがいができる人の場合は,一度うがいをしてもらうと,大きな食物残渣がとれて効率的です。もし,うがいが不可能なら,スワブで大ざっぱに汚れを取った後にブラッシングを行うのがいいと思います。

口腔器官には食べ物を咀嚼して飲み込む、という働きの他にも、ことばを話す、表情を作る、といった重要な役割があります。口臭や口の汚れ、乾燥などがあると、思うように口を動かして話せなかったり、口を開けて笑うことに抵抗を感じる場合があるかもしれません。そのため、個人個人に合った方法で丁寧な口腔ケアを継続することによって、誤嚥性肺炎の予防、食べる機能の改善という効果だけではなく、他者とのコミュニケーションや生活全般に良い効果をもたらすと考えられます。

嚥下障害のために口腔内の細菌は気道に迷入する危険が高く、誤嚥性肺炎が発症しやすくなっています。誤嚥を防ぐうえで、患者さんの姿勢にも気をつけることが重要です。体位は座位がとれなければ、セミファーラ位がケアしやすく、誤嚥も起こりにくいです。また健側を下にすると誤嚥しにくくなります。口腔清掃により細菌を除いたら、舌、歯肉、頬などを刺激・マッサージして唾液の分泌促進や嚥下反射を誘発します。口腔清掃の際は、歯のある患者さんには通常の歯ブラシを使用しますが、歯のない患者さんにはくるリーナブラシ等の球状ブラシを使うと便利です。

お役立ちの口腔ケア情報

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