口腔ケア評価表

基本は,歯ブラシなどで口腔内を清掃し,できるだけ口腔内の細菌を減少させることです。ただ,対象とする要介護人の病態は千差万別であり,それぞれのケースにおいての工夫が必要だと思います。そして,常に念頭においておくべき事は,対象とする人は虚弱老人であり,易感染性であり,また,処置時の誤嚥を防ぐための配慮が必要であるということです。そして,少しでも可能性があるなら,できるだけ自分でブラッシングができる状態にまでもっていこうとする努力が必要です。

健康な人にとっての口腔ケアは基本的にはセルフケアであり、その主な目的はう蝕(しょく)(むし歯)と歯周病(歯槽膿漏(しそうのうろう))の予防となります。歯石が付着した場合、セルフケアでは除去できないので歯科受診が必要です。要介護者の口のなかは汚れやすいのですが、自分では汚れをとりにくい状態になっています。したがって、本人による歯みがきを基本にして、本人がみがけない部位はみがき残しをなくすために介護者が歯みがきをしてあげることが大切です。

さらに抗がん剤治療中は体力も落ちていますから、それまで気がつかなかった虫歯や歯槽膿漏が、一気に進んでしまうことも少なくないのです。お役立ちの口腔ケア情報はこのサイトでもご紹介していますが、口の中のばい菌が口内炎の部分から全身にひろがると、熱が出て、体力もさらに消耗してしまいます。そのような場合、ばい菌の増殖をおさえる抗生物質の投与が必要になりますし、重症になると、がんの治療を一時的にストップすることもあります。

夜眠るときには義歯は外して、歯茎を休めることをおすすめします。なお、義歯は、一度作ってしまえば一生使い続けられる、という類のものではありません。顎の骨/歯肉/歯などは、型をとったときと同じ状態にあるわけではないからです。合わなくなってきたら、お医者様に相談して微調整をしてもらいましょう。また、特に違和感を感じていなくても、半年から1年に一回は定期健診を受診しましょう。

お役立ちの口腔ケア情報

  • 最新口腔ケアQ&A
    http://www.kangocare.jp/kisimoto1.htm
    Q.1 肺炎・VAPの予防      Q.2 意識障害のある患者に対する口腔ケア     Q.3 抗癌剤・放射線治療による口内炎対策
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  • 口腔ケア文献
    http://www.8020zaidan.or.jp/jigyo/care.html
    -.口腔ケア(口腔清掃)の効果に関する文献 1) 足立三枝子,植松久美子,原智子,石原和幸,奥田克爾,石川達也:専門的口腔清掃は特別養護老人ホーム要介護者の発熱を減らした.老年歯科医学,15 (1):25-29,2000.
    上記サイトはこのようなキーワードでも検索されています。 “口腔ケア誤嚥性肺炎 ,口腔ケアうがい ,口腔ケア高齢者 “