口腔ケア方向性

口腔ケアを広義で捉えると、歯石を除去したり義歯を手入れしたりすることも含まれ、さらに咀嚼や嚥下などの摂食訓練や言語訓練などのリハビリテーションまで含まれることがあります。口腔ケアは、お口の健康に役立つことはもちろん、体や心の健康にも役立ちます。と言っても、健康な歯や歯茎を持っている人にはピンと来ないかもしれません。歯茎が痩せ細ったり、歯がぐらついたり、歯の本数が少なくなったりすると、よく噛んで食べることができず、食事によって必要な栄養素を十分に摂取することができなくなります。

体に必要な栄養素は、サプリメントや流動食あるいは点滴で補えるかもしれません。お役立ちの口腔ケア情報はこのサイトでもご紹介していますが、しかし、それでは、食事するという楽しみがなくなると同時に、噛むという動作が少なくなります。食事の楽しみがなくなると、食べる意欲が減退したり家族とのコミニュケーションが減少したりします。そうなると、口数や笑顔が段々少なくなり、自立する意欲や生活する意欲さえ減退しかねないでしょう。

以前,脳外科の病棟看護婦の方から,次のような話を聞いたことがあります。「意識障害のある患者の口腔ケアは,スワブ(綿棒)を使用すると考えている人が多いが,私たちは積極的に歯ブラシを使用している。歯ブラシの方が,きれいに清掃できるのはもちろんだが,口腔内の粘膜・神経を刺激することにより意識の覚醒を促したり,口腔内のマッサージにもなる。何よりも,人間らしい日常性と習慣性がつくれる。」とのことでした。

口腔ケアをこまめに実施し、MRSAはもちろん口腔内の細菌数を極力少なくすることが肺炎の予防につながります。お役立ちの口腔ケア情報はこのサイトでもご紹介していますが、一方、介護者にとっては、痰の飛沫やちり紙、手指による環境の汚染が問題となります。日常の口腔ケアと環境整備によって、感染の機会が減少するといえます。

お役立ちの口腔ケア情報

  • 日本訪問歯科協会─今日から始める口腔ケア方法─
    http://www.houmonshika.org/care/index.html
    歯科往診を必要とする方と、歯医者さんのためのサイト 日本訪問歯科協会 … 日本訪問歯科協会監修 口腔ケアらくらく実践法
    上記サイトはこのようなキーワードでも検索されています。 “高齢者口腔ケア ,看護研究口腔ケア ,介護口腔ケア “
  • 高齢者の口腔ケアについて
    http://www.kamep.net/isikai/P/rh/riha06.htm
    口腔ケアについては、誤嚥性肺炎を予防する効果がある、また嚥下障害のある方にとっては食事の前後に行うことで口腔器官(口唇、舌、歯、顎、頬など)の知覚や意識の刺激となるため、嚥下訓練の第一歩になるということがよく知られていると思います
    上記サイトはこのようなキーワードでも検索されています。 “口腔ケアスポンジブラシ ,口腔ケア意義 ,認知症口腔ケア “